【恩納】恩納村の環境保全活動をPRしようと、同村の山城雅人副村長=写真左=は26日、県農林水産部を訪ね、赤土対策で使われる「ベチバー」を使用したしめ縄を計11本贈呈した。山城副村長は「持続可能な赤土流出防止で沖縄の海を守ることが、ひいては県の観光業も守ることにつながればうれしい」と話した。
ベチバーは農地周辺に植えることで海への赤土流出を防止することができることから、恩納村では6年前から植え付けが始まった。だが生育が早いため頻繁な刈り取り作業が必要で、農家の負担になっていた。
そこで村は4年前から、ベチバーの二次活用の取り組みを開始。ベチバーを使用したコースターやアクセサリーなどを制作し、恩納村仲泊の「おんなの駅なかゆくい市場」で販売している。2022年は約80万円の売り上があり、農家に利益が還元された。 (玉寄光太)
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ベチバーしめ縄贈る 恩納村、二次活用で県に
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琉球新報朝刊