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がん患者にタオル帽子 中頭病院、必要なだけ配布


がん患者にタオル帽子 中頭病院、必要なだけ配布 タオル帽子を紹介する中頭病院の(左から)金城ユカリさん、仲程千夏さん、伊集美香さん、座喜味政代さん=日、沖縄市の同病院
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】社会医療法人敬愛会の中頭病院と、NTT西日本沖縄グループの女性社員らで構成する「うない」はこのほど、抗がん剤や放射線治療の副作用で脱毛がある人に向け、タオルで作成した「タオル帽子」の配布を開始した=写真。
 中頭病院がん相談支援室「和(なごみ)」内で配る。枚数制限を設けておらず、必要な枚数を持ち帰ることができる。
 がん患者の療養環境を支える組織「がんサロン和」は、これまで中頭病院内でタオル帽子を配布してきた。利用者の反響を見て、広く届けたいと考えたという。タオル帽子は、洗濯しやすい、素材が柔らかく負担が少ない、蒸れにくいなどの利点があるという。
 スタッフの仲程千夏さんは「気軽に来て、好みのタオル帽子を持ち帰ってほしい」とコメントした。 (福田修平)