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パズル通し海洋生物学ぶ 高専リーダー養成塾 カード並べ分類挑戦


パズル通し海洋生物学ぶ 高専リーダー養成塾 カード並べ分類挑戦 生物多様性について学ぶ小中学生=1月20日、名護市豊原の国際海洋環境情報センター(GODAC)
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 【名護】国立沖縄高専の「美ら海から学ぶ未来のリーダー養成塾」が1月20日、第6回の授業を名護市豊原の国際海洋環境情報センター(GODAC)で開いた。GODACの澤野健三郎サイエンスコミュニケーターらが「海の生き物パズルを解き明かそう」と題して授業をし、小学5年から中学3年までの受講生が生物多様性について学んだ。
 約40人の受講生は8つのグループに分かれて講義を受け、パズルを解くことなどを通じて生物多様性の基礎を学んだ。生物分類学を学ぶワークショップでは、サンゴやハイビスカスの写真に種名が書かれたカードが配られ、児童・生徒が白紙に並べて思いつくままに分類した。その後、植物学者のリンネ(1707-1778年)が確立した学名と、現代の動物界、植物界、菌界からなる分類について知識を得た。
 受講生は10月から半年間、土曜日を使って参加しており、成果発表を控える。久米島町立仲里小学校6年の寺井孝太さん(12)は「AIや水中ドローンを使った最新の科学技術とか環境問題を学び、面白かった。将来の夢はまだ決まっていないけど、やりたいことを見つけたときにすぐできるように、いろんなことに挑戦したい」と話した。 (増田健太)