金城哲夫　テーマに公演／南風原・劇団「海」／２３、２４日　中央公民館

　【南風原】南風原町民を中心につくる劇団「海」の第６回公演（南風原町観光協会主催）が２３日と２４日の午後６時から、同町立中央公民館で行われる。これまで地元のヒーローを取り上げてきた同劇団。今回のテーマはウルトラマンの脚本家として知られる金城哲夫（１９３８～７６年）。団長の仲座健太さんは「劇団の一番の魅力は出演者の個性。みんなの個性を味わってもらいたい」と話す。
　タイトルは「てつをカチャーシー～ビバ！金城哲夫先輩！～」。団員の玉城舞歩さん脚本、仲座さん脚色・演出。海の団員たちが、同郷の先輩、哲夫を調べていくストーリー。数々の哲夫作品の紹介や、実際に劇団員たちが調査中に出合った約５０年前の肉声音源を流す。南風原中吹奏楽部の演奏（２４日のみ）もある。
　脚本担当の玉城さんは本格的な脚本執筆は初めて。以前は出演者として携わった。「劇団海が実際に芝居をつくっていく過程を描いた。メンバーの素の魅力を見てほしい」と話した。
　本番に向けた練習も始まっている。１月３１日は出演者たちが動きの見せ方や会話のリズムなどを意識しながら練習していた。
　観劇チケットは一般千円、高校生以下５００円。問い合わせは電話０９８（８８２）６７７６（観光案内所）または電話０９８（８５１）７２７３（町観光協会）。　（岩崎みどり）