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学んで 楽しくムーチー作り/家族の健康と勉学願い/美里工調理科


学んで 楽しくムーチー作り/家族の健康と勉学願い/美里工調理科 完成したムーチーを手に笑顔の生徒と婦人会のメンバー=1月17日、沖縄市の県立美里工業高校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】健康祈願で餅を食べる旧暦12月8日の伝統行事「ムーチー」に合わせ、美里工業高校調理科の生徒12人は1月17日、泡瀬第三婦人会を招き同校で交流ムーチー作りを開いた。生徒らは自分や家族の健康を願いながらムーチーを作った。
 ムーチーのこね方のこつを教わった當間美浬さん(17)は、家族と作った思い出と重ね「懐かしくなった」と話した。今年の4月で3年生になる當間さんは、家族の健康と一緒に「勉強や進路を考えながら楽しめたらいい」と願いを込めた。
 「健康が一番」と話した瑞慶覧昌斗さん(17)は「固さの整え方や柔らかさによって包む葉の枚数を変えることを知った」と作り方の知恵を学んだ。
 作り方を指導した婦人会は、ムーチーを葉からはがしやすくする工夫や固くなったムーチーをおいしく食べる方法などを紹介。生徒らとの交流を楽しんだ。
  (金盛文香)