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久米島で製糖操業/生産量4万7500トン見込む


久米島で製糖操業/生産量4万7500トン見込む 製糖操業開始と安全操業を祈念してお神酒を注ぐ久米島製糖の吉永博之社長(右端)、桃原秀雄町長(右から2人目)、関係者ら=12月25日、久米島町儀間の久米島製糖
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 【久米島】町儀間の久米島製糖株式会社(吉永博之社長)で12月25日、2023・24年期の製糖操業開始式が開かれた。同社社員やサトウキビ農家らが見守る中、吉永社長や桃原秀雄町長らがお神酒をささげ、今期の豊作と安全操業を祈願した。12月24日現在、糖度は13.84度で、今期生産量は台風6号と干ばつの影響で前期の5万3391トンを下回る4万7500トンの見込み。
 吉永社長はあいさつで、例年1月に行う操業開始を前倒ししたことについて「早めに収穫を終えて肥培管理し、次のシーズンにつなげるため」と述べた。
 桃原町長は「農業の基幹作物であるサトウキビは島の経済を支えている。関係機関と連携し、早期肥培管理や春植えの推進を図り農家を支援していきたい」と激励した。
 操業終了は3月20日を予定している。 (中島徹也通信員)