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水産物加工場に新看板 渡嘉敷漁協 生産意欲新たに


水産物加工場に新看板 渡嘉敷漁協 生産意欲新たに 新しい水産加工場に看板を設置し意欲を新たにする玉城一博組合長(左から3人目)と工場従業員=1月16日、渡嘉敷村
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 【渡嘉敷】渡嘉敷漁業協同組合(玉城一博組合長)のイシッピ原の水産物加工場の老朽化に伴い、新築加工場が昨年5月に完成し、9月から本格的に特産商品の製造を開始している。1月16日、工場の新看板を設置し、組合員をはじめ、漁協の職員や工場従業員らは生産意欲を新たにした。
 現在、同漁協職員5人のほか、パート従業員11人を雇用し、主力商品の「まぐろジャーキー」「まぐろつくだ煮」など10~20種類を生産販売している。離島フェアや県産業まつりに出品すると、すぐ売り切れる人気商品だ。玉城組合長は「安定供給できる体制強化を図り、需要に応えられるようにしたい」と意欲を見せる。
 従業員の藤井真美さん(35)は「みんな愛情込めて作っていますよ」と声を弾ませた。
 91年にかつお節工場跡を改修して始めたのが「つくだ煮」だった。翌年に開発した「まぐろジャーキー」は手作りの珍味としてヒット商品となり「無添加でビールのつまみに最高」と県内外から注文も多く生産に追われている。  (米田英明通信員)