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県系イズミさん、研修終了 与那原 ペルー4世、絆確かめ


県系イズミさん、研修終了 与那原 ペルー4世、絆確かめ 「絆」の書道作品を完成させたアレクサンドラ・イズミさんら
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【与那原】南米ペルーから海外友好親善大使として与那原町を訪れていた県系4世の玉城・上原・アレクサンドラ・イズミさん(25)が研修を終え、1月23日に与那原町上の森かなちホールで修了式が開催された。
 イズミさんは昨年11月から日本語や琉球舞踊、三線、陶芸を学んできた。修了式にはイズミさんの親戚や町民多数が集まった。照屋勉町長は「今後も与那原町と友好親善に努めてほしい」と述べ、修了証書と記念品を授与した。
 会場にはイズミさんが作ったシーサーなどを展示。イズミさんが琉球舞踊「浜千鳥」「加那ヨー」を披露し、日本語でペルー共和国を紹介した。書道報告では一緒に学ぶ生徒と「絆」の文字を大きく書いた。「離れていたって私たちの絆は変わらない」と書き上げた。イズミさんは「てぃんさぐぬ花」や「安里屋ユンタ」の歌も披露した。
 滞在中に指導してくれた講師やお世話になった町民に「いっぺーにふぇーでーびる(たいへんお世話になりました)」と述べた。 (知花幸栄通信員)