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ザトウクジラに歓声 とかしきマラソン参加者ら 大会翌日恒例 「コースも海も最高」


ザトウクジラに歓声 とかしきマラソン参加者ら 大会翌日恒例 「コースも海も最高」 尾びれを見せて泳ぐザトウクジラ=4日、渡嘉敷島の北端沖合
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【渡嘉敷】とかしきマラソン実行委員会(会長・新里武広渡嘉敷村長)は毎回、大会の翌日に、マラソン参加者やボランティアらを対象にした、同村旅客船「フェリーとかしき」でのホエールウオッチングを実施している。3日に4年ぶりに開かれた「とかしきマラソン2023」(プレ大会)の参加者ら150人余が4日、フェリーに乗船し約2時間、大迫力のザトウクジラの動きに歓声を上げた。
 正午に渡嘉敷港を出港したフェリーは、約15分後に渡嘉敷島と同村黒島の穏やかな海上を回遊し、ブローする3頭の親子クジラを発見、体長約15メートルの巨大クジラが水面に姿を現すと「わーすごい!」と歓声を上げ、カメラやスマホを向けていた。
 ハーフに初参加し17位と健闘した中澤寿雄さん(45)=東京=は「起伏の激しいマラソンコースや大会後のパーティーも最高だが、きれいな海、クジラも最高で大満足です。来年もぜひ参加したい」と声を弾ませた。
 ボランティアで参加した県立看護大1年生の中野桜嘉(はるか)さん(19)=那覇市=は「初めて見るクジラの雄大さや神秘的な海に魅了され感動した。来年もボランティアで来たい」と笑顔を見せた。
 ホエールウオッチングは前回の15回大会まで無料で行われたが、今回は先着150人を有料(1500円)にして実施した。 (米田英明通信員)