【宜野座】地域コミュニティーの新たな取り組み「第2層協議体」についての勉強会が1月18日、宜野座村の道の駅ぎのざで開かれた。公益財団法人さわやか福祉財団の長瀬純治さんを講師に、地域福祉に関心のある人が多数参加した。
長瀬さんは、少子高齢化による社会保障制度の崩壊を回避しようと「地域共生社会」が重要だと、国が取り組みを推進しており、さまざまな制度に反映されていると説明した。
同じ地域でも、民生委員や婦人会などの団体ごとに課題が違うため、知らない地域情報があるのは当然であり「地域のためにできること」も人それぞれに異なるが、「お互いさま」という共通点に焦点を絞ることが大切と提案した。地域に山積する課題を多種多様な団体、専門職が集い情報共有し、アイデアを出し協力者を探し、解決に向けて議論する場が第2層協議体であると、長瀬さんは詳細に解説した。
グループワークでは「夜の10時に学習塾から子どもたちが安全に帰宅できる方法」について、活発に意見が発表された。長瀬さんは「個人情報に触れなくてもできること」「お金を出さなくてもできること」が協議体の特徴でもあると話した。
(池辺賢児通信員)
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「第2層協議体」学ぶ 宜野座、勉強会に多数参加
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琉球新報朝刊