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民泊で「ろうどく芝居」 名護、金子之男さん独演会


民泊で「ろうどく芝居」 名護、金子之男さん独演会 芥川龍之介の「鼻」を熱演する金子之男さん=1月10日、名護市宮里の民泊「またよし」
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 【名護】名護市宮里の民泊「またよし」で1月10日、俳優の金子之男さん(77)による「ろうどく芝居」の独演会が開かれた。金子さんが以前に同民泊を利用したのが縁で実現した=写真。民泊代表者の又吉光子さん(71)の友人ら15人が参集した。
 金子さんは埼玉県在住で現在、演劇「創造ドラマン」代表として俳優の傍ら演出家などとしても活躍する。今回の演目は芥川龍之介の「鼻」。ねずみ小僧次郎吉風のいでたちで、朗読しながら一人芝居を演じた。観客は、急ごしらえの舞台でペーソスとユーモアを交えた「金子ワールド」に引き込まれた。
 初めて生の一人芝居に接した比嘉進さん(73)は「感動した。もっと多くの人に見てもらいたい」と話した。(嶺井政康通信員)