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各地の5演目生き生き 石垣で民俗芸能振興大会


各地の5演目生き生き 石垣で民俗芸能振興大会 石垣市無形民俗文化財「南風ぬ島カンター棒」で勇壮な棒舞を見せる新川字会の棒使いら=27日午後、市民会館大ホール(八重山毎日新聞提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第21回石垣市民俗芸能振興大会(市主催)が1月27日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、地域の字会や公民館などが古謡や棒術、獅子舞など伝統芸能5演目を生き生きと披露し、観客を魅了した。
 同大会は石垣市に古くから伝承されている民俗芸能を発掘し、保存、継承、発展を図ることを目的に2年に一度開催されている。2021年の第20回大会は新型コロナウイルスの影響で過去大会を映像で振り返る縮小開催となっており、通常開催は4年ぶりとなった。
 幕開けは新川字会が務め、市無形民俗文化財に指定されている「南風ぬ島カンター棒」を披露。赤い髪の棒使いらが勇壮な棒舞を見せた=写真(提供)。
 登野城字会(登野城ユンタ保存会)は「今日が日ジラバ」「こいなユンタ」「安里屋ユンタ」の3曲、宮良公民館は波照間島の船頭とその妻の恋物語を歌った労作歌「うねぬやじらば」、大浜公民館(大浜村古謡愛好会)は「フナー星」と「山入らば」をそれぞれ情感豊かに歌い上げた。 (八重山毎日新聞提供)