【本部】本部町を拠点に合宿をしている自転車ロードレースチーム「シマノレーシング」(大阪府堺市)の選手や監督らは5日、本部町役場を表敬訪問し、平良武康町長に今季の意気込みなどを語った。
シマノレーシングはツール・ド・おきなわへの出場でも知られ、昨季(2023年)はチームとして十数年ぶりに年間総合優勝を果たした。個人でも中井唯晶(ただあき)選手が優勝し、2位に石原悠希(ゆうき)選手が入った。昨年11月のツール・ド・おきなわでも、風間翔眞(しょうま)選手が2位の成績を収め、勢いに乗っている。
町内で合宿しているのは20~34歳の10人。合宿に当たり、本部町からシークヮーサーを原料とした酢や果実が贈られ、選手からは「元気になる。おいしい」との感想が寄せられているという。
平良町長は「(贈った)シークヮーサーはどんな環境下でも毎年実を付けるパワーを持っているかんきつ類だ。合宿を通して本部町を満喫してほしい」と激励した。
出席した選手らは「この時期に桜が見られるのは珍しいので、景色を楽しみながら練習に励めた。チームのトレーニングコースに入れたい」「(合宿では)沖縄の食も楽しみにしている」と話した。
(比嘉藍子通信員)
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合宿通して本部満喫を シマノレーシング 町長を表敬
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琉球新報朝刊