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音楽に乗せ読み聞かせ 名護・安和小「ガジュマルの下」


音楽に乗せ読み聞かせ 名護・安和小「ガジュマルの下」 ガジュマルの下で子どもたちに読み聞かせする比嘉純子さん(左から2人目)と子どもたち=1月29日、名護市の安和小学校
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 【名護】県名木百選に指定されたガジュマルの下で子どもたちに読み聞かせをするイベント「絵本と音楽~ガジュマルの木の下で~」が1月29日、名護市の安和小学校で開かれた。市内の小学校で読み聞かせをしている比嘉純子さんが3冊の絵本を読み、県内の小中学校で音楽の非常勤講師を務める大兼久綾子さんが比嘉さんの読み聞かせに合わせてピアノを演奏した。同校の児童と隣接する安和幼稚園の園児ら計80人余りが参加し、比嘉さんの表情豊かな語りに聞き入った。
 同校は2022年、ガジュマルを保全するためにウッドデッキを整備し、普段は子どもたちの憩いの場となっている。デッキを活用した読み聞かせは初の取り組み。歌詞のある絵本では、子どもたちも手をたたきながら比嘉さんと一緒に歌って楽しんだ。塩川真央さん(11)は「リズムのある歌が楽しかった。(何があっても)前に進もうとした歌詞がよかった」と満足そうな表情を浮かべた。 (武井悠)