【八重瀬】八重瀬町商工会の「地域活性化講演会&つながる交流会」が2日、町中央公民館で開催された。関東沖縄経営者協会会長で、主婦を中心に派遣する人材派遣会社「オールビジネスリンク」代表の新垣(しんがき)進さん=写真=が経営哲学を講演し、会員ら約100人が聴講した。
新垣氏は1954年、旧東風平村生まれ。生後3カ月で川崎市に移り住み、成城大学卒業後、母の食料品店を手伝い軌道に乗せた。人材紹介業に参入するも、破産を経験。その後「オールビジネスリンク」を立ち上げ、同社を主婦派遣業界3位まで成長させた。
新垣氏は、中小企業の60%が赤字経営だとして、ギリギリ経営から脱却するには「いつも少しの『ぜい肉』として、売り上げにつながる営業促進、広告待遇改善などの経費を残す経営をし、いざという時にぜい肉を削る」「売り上げを伸ばすのと同じくらい経費削減を積極的に考えるが、人件費は最後」などと伝えた。交流会では、参加者が名刺を交換し合って人脈を広げた。 (岩切美穂)
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八重瀬・新垣人材派遣会社代表 講演で経営哲学伝授
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琉球新報朝刊
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