【豊見城】豊見城市立とよみ小学校(赤嶺智郎校長)の5年生102人が、米軍基地内の学校と交流する事業が1月31日、同校で行われた。とよみ小の児童は授業で習っている空手を披露し、米国の子どもたちに指導した。身ぶり手ぶりを交えて空手を教え、うまくできたらハイタッチで喜んだ。どちらも「楽しかった」と話し、言葉を越えて交流を楽しむ様子が見られた。
グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指す豊見城市が在沖米総領事館と協力し、市内で初開催した。市教育委員会は来年度、全中学校での実施を目指す。
31日の交流事業で、とよみ小を訪問したのは、米軍基地内の小中学校に在籍、日本の小学5、6年生に当たる約170人。児童たちは10人ほどのグループに分かれ、自己紹介をした。その後、空手を通して交流。最後に輪になって弁当を食べた。2月には、とよみ小児童が基地内の学校を訪問する。
基地内にあるベクトル小学校5年生のライラ・リースさんは、習ったばかりの空手をグループのメンバーと舞台で披露した。「少し失敗したけれど楽しかった。空手は難しいが、親切に教えてくれた。次回、私たちの学校と文化を教えてあげるのが楽しみ」と話した。同じグループの赤嶺咲紀さんは「言葉が通じなくても身ぶり手ぶり、表情で伝わった。すごく楽しかった。次に私たちが行くのが楽しみだ」と笑った。(岩崎みどり)
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空手通じ、児童が国際交流 豊見城・とよみ小 米基地内の学校生徒に指導
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琉球新報朝刊
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