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桜に集い地域住民親睦 浦添安波茶・あじさい公園


桜に集い地域住民親睦 浦添安波茶・あじさい公園 鑑賞会で桜を愛でた地域住民ら=4日、浦添市のあじさい公園
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 【浦添】浦添市安波茶のあじさい公園で4日、「桜観賞&親子餅つき会」が開催された。見ごろを迎えた桜並木の下で、0歳児~88歳の地域住民ら約90人が集まり親睦を深めた=写真。あじさい公園は園内に小湾川が流れ、川のせせらぎと両岸から水面に垂れる桜が景観を彩る桜の名所で知られる。同園愛護会の大城幸男さん(79)は「SDGs活動などを通して、花と緑の地域づくりを推進している。地域交流と桜並木を後世につなげていきたい」と話す。
 同園では2010年ごろから桜のシーズンに合わせ近隣住民らの交流と情報交換などを目的にコロナ禍を除き、毎年、親睦会を開催している。参加者はピンクに色づいた園内で、つきたての餅をほおばり写真撮影や談笑して桜を五感で味わった。親子三世代で参加した下地恵太さん(39)は「顔合わせや交流ができて、ありがたい。子どもたち同士のつながりもでき、地域が活性化するいい機会になった」と話す。息子の悠太ちゃん(3)は「餅つきが楽しかった」とほほ笑んだ。  (高辻浩之)