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初の全国大会へ意欲 名護ジュニアコーラス 派遣費用募りクラファンも


初の全国大会へ意欲 名護ジュニアコーラス 派遣費用募りクラファンも 名護ジュニアコーラスの高校生メンバーと島袋安奈保護者会長(後列右端)=7日、名護市の琉球新報北部支社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】名護ジュニアコーラスは1月の県ヴォーカルアンサンブルコンテストでグランプリを獲得し、3月23日に福島県で開かれる全国大会の出場を決めた。定期演奏会も控えており、メンバーは練習に励んでいる。保護者会は派遣費用を募るクラウドファンディングを始めた。
 幼稚園生から高校生まで所属する名護ジュニアコーラスは、1年間の活動の集大成として、3月20日午後4時に名護市民会館大ホールで定期演奏会を開く。これに続いて、高校生を中心に15人が福島県に渡り、全国大会の全国声楽アンサンブルコンテストに出場する。
 年齢層が広いため、中学や高校の部でなく一般の部で競っている。島袋安奈保護者会長は「グランプリへのハードルは高かったが、幼稚園や小学時代から奏でてきたハーモニーがある」と評価する。全国大会では県大会と同じく、島崎藤村の詩が合唱曲になった「知るや君」などを披露する。
 初の全国大会出場を喜ぶ加藤虎太郎さん(17)は「2年前も決まっていたが、地震の影響で中止になった。張り切って練習している」と話す。島袋葉音さん(17)は「全力で歌い切る」と強調し、上間結香さん(17)は「県大会よりもっといい音楽を目指したい」と意欲を見せた。
 クラウドファンディングはインターネットの「キャンプファイヤー」で検索。3月14日までで目標額は140万円。問い合わせは保護者会、電話090(2511)1074。 (増田健太)