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伊江・西小、次年度の入学控え 園児と小学生が交流


伊江・西小、次年度の入学控え 園児と小学生が交流 5年生と糸のこパズルを組み立てる幼稚園生たち =2月15日、伊江村立西小学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊江】伊江村立西小学校(赤嶺美奈子校長)は、幼小連携の取り組みの中で交流体験授業を実施している。次年度に小学校の入学を控えている園児児童に対して、円滑な学校生活に備えることや、異年齢集団での社会性の育成などが狙いだ。
 授業を通して園児の入学への心構えを持たせるとともに、小学校の教員らによる授業の雰囲気を知ってもらおうと、12月から2月までの期間に各学年が幼稚園生を招き、交流が行われている。
 2月15日は5年生が幼稚園生を招いた。おのおので制作した糸のこパズルで、幼稚園生と一緒にピースを埋め、作品を完成させた。5年生担任の崎間祐賀子教諭は「制作には6時間ほどかかったけど、皆楽しそうに作っていました」と話した。
 ミッキーやクレヨンしんちゃん、アンパンマン、おじゃる丸などのキャラクターの作品や、タコやマンタなどの海の生き物のパズルもあり、幼稚園生は5年生のお兄さん、お姉さんのアドバイスを受けながら組み立てた。
 幼稚園生の島袋天海ちゃん、玉城成凰ちゃん、並里香輝ちゃんは「海のパズルが楽しかった」、島袋らるはちゃんは「クレヨンしんちゃんのパズルが楽しかった」とニコニコ笑顔。
 お弁当の絵をパズルにした5年生の上原千花琉さんは「卵焼きや枝豆、トマトなど、目や鼻を付けてかわいくした。クイズを出したり裏返してはめ込んだり、幼稚園生も楽しく遊べるように工夫した」と話した。
 (知念光江通信員)