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具志頭中生が伝統継承 八重瀬・新城のシーヤーマー


具志頭中生が伝統継承 八重瀬・新城のシーヤーマー 保存会に指導を受けた成果を発表する具志頭中学校の生徒たち=2月18日、八重瀬町の新城公民館
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 【八重瀬】八重瀬町新城区の「伝統芸能シーヤーマー保存会」(座嘉比光雄会長兼区長)は八重瀬町「町民提案型まちづくり事業」として、シーヤーマーの保存継承事業「世代間共演の集い」を2月18日、新城公民館で開催した。町内外から多くの人が訪れた。
 事業は、1838年の第二尚氏第18代尚育王冊封の際に首里王府で上演されたとされるシーヤーマーを若い人たちに継承するのが目的。2008年の「石碑建立」の頃までは世代間交流は順調だったが、新城区内の若者の演者が減少し、180年以上ある歴史の継承が懸念されていた。
 当日は具志頭中学校とのコラボで生徒らが演舞を披露した=写真。大湾悟校長は「コロナ禍で取り組めなかったこともあったが、復活して保存会の皆さんに指導してもらった。子どもたちは学校で発表した時も達成感で喜びを表していた」とたたえた。 (喜屋武幸弘通信員)