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6種のダンス プロに学ぶ 伊江・西小で授業 「自分の内側に向き合って」


6種のダンス プロに学ぶ 伊江・西小で授業 「自分の内側に向き合って」 ダンス講師らと記念撮影する子どもたち
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊江】伊江村立西小学校(赤嶺美奈子校長)は2月6日、6人の講師を招き同校体育館でダンスの授業を行った。WREIKOさん、日本舞踊家の花柳凛さん、ヒップホップダンサーのmicoさん、ハウスダンスの美桜那さん、フラダンスのCHIEさん、ブレイクダンスの赤嶺尚紀さんと、ジャンルの違う講師陣が指導に当たった。
 WREIKOさんは、世界大「world of dance」で優勝し、国内でもさまざまなコンテストで優勝歴を持つ。パラリンピック開会式出演、振付師、そして指導者としても活躍するスペシャリストだ。
 5校時は1~3年生を対象に、WREIKOさんが授業を進行した。子どもたちははだしになり、床に寝てコロコロ転がったり、立ち上がって砂を踏んでいるイメージで歩いたり、スキップをしたりと、さまざまな動きでリラックスした。
 6校時は3年生と5年生を対象に美桜那さんが授業を行った。足の裏を合わせてたたいたりさすったりして、いつも支えてくれている足に感謝した。また、そばの人と手をつないで大きな輪を作り相手の存在を感じた。赤嶺尚紀さんがブレイクダンスを披露し、基礎のステップ「一歩」をレクチャーした。
 最後は講師がステージに上がり「てぃんさぐの花」に合わせ踊った。ジャンルの違う踊りを同じ曲で踊るプロのダンスに子どもたちは目を輝かせて見入った。
 WREIKOさんは「ダンスは呼吸。自分の呼吸を意識するのが大事。頭で考えるのでなく、身体が自然と動き出す。まずはありのままの自分を知ることから。私は自分の内側と向き合うことを大切にしています」と語った。最初はぎこちなかった子どもたちの表情は、時間を追うごとに生き生きと輝きを増した。子どもたちは「楽しかった」と笑顔で体育館を後にした。 (知念光江通信員)