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空手稽古の成果披露 浦添・ライオンの子保育園


空手稽古の成果披露 浦添・ライオンの子保育園 力いっぱい突きをするライオンの子保育園の児童=2月8日、那覇市の県総合福祉センターゆいホール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【浦添】浦添市のライオンの子保育園(末広尚希園長)は2月8日、那覇市の県総合福祉センターゆいホールで沖縄空手発表会を開いた。同園の園児は、県が実施する「沖縄空手県内普及促進事業」の一環で2023年9月から24年1月末まで、小林流大信館の小嶺夏恵さん(54)から空手を教わってきた。4歳児クラスと5歳児クラスの児童約30人が、稽古の成果を披露した。
 黙想の後、「よろしくお願いします」と園児の元気な声が会場に響いた。園児は、代表の園児による号令に合わせて、四股立ちからの突きや蹴り、型を力いっぱい披露した。
 大きな声を出して、演武を引っ張った渡久地究樹(きわき)ちゃん(6)は「声を出すのも楽しかった。突きがかっこよく、空手をもっとやってみたいと思った」と目を輝かせた。
 末広園長は開始前、「悔いの残らないように。いつも通り全力でやってください」と園児を激励した。やり切った園児の姿に目を細め、「沖縄空手の体得、経験がこの先の子どもたちの、広い視野と郷土愛につながってくれるものと実感した」と話した。 (藤村謙吾)