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与那原うんたま森合唱団 町長に受賞報告 響く歌声、2年連続金賞


与那原うんたま森合唱団 町長に受賞報告 響く歌声、2年連続金賞 第17回県ヴォーカルアンサンブルコンテストで金賞を受賞した与那原うんたま森合唱団が照屋勉町長(前列左から3人目)らに報告した=2月19日、与那原町役場
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 【与那原】与那原町の子どもたちでつくる「与那原うんたま森合唱団」が2月19日、町役場に照屋勉町長を訪ね、第17回県ヴォーカルアンサンブルコンテスト(県合唱連盟主催)の金賞受賞を報告した。同合唱団にとって2年連続の金賞。高校3年生にとっては最後のコンテストで、小禄高校3年の伊禮帆乃花さんは「小学6年で始めた。今まで学んできたことを出し切ろうと思い、歌い切った」と振り返った。
 合唱団は幼稚園児~高校生の約26人が所属する。コンテストは1月28日、うるま市民芸術劇場で開かれた。与那原小の音楽担当、高江洲美穂教諭による指導で「鷗(かもめ)」を歌った。
 小禄高2年の小波津倖さんは「団員に年齢の差があり、最初はコミュニケーションを取るのが難しかった」と話す。「曲は戦争で亡くなった人への鎮魂歌で、1人ずつ曲の解釈を話して共有した。小学生も考えながら歌っていると知り、歌に年齢は関係ないと分かった」と振り返った。与那原小5年の亀川芽生さんは「難しい曲だったけど中高生が声を掛けてくれた。金賞は達成感とうれしさがある」と話した。
 3月17日には、合唱団の定期演奏会「うんたま森の音楽会」(与那原うんたま森合唱団保護者会主催)が、与那原町上の森かなちホールで開かれる。午後2時半から。入場料は一般500円、高校生以下は無料。問い合わせは電話090(8799)4355(小波津)。 (岩崎みどり)