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税の意義や役割学ぶ 伊江村の小6生・租税教室 村の担当職員がクイズ交え


税の意義や役割学ぶ 伊江村の小6生・租税教室 村の担当職員がクイズ交え 6年生を対象に実施した租税教室 =7日、伊江小学校
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 【伊江】伊江村の西小学校(赤嶺美奈子校長)と伊江小学校(島袋洋校長)は6年生を対象に、税の意義や役割を正しく理解するとともに税の流れについて知ることを狙いとした租税教室を、それぞれ5月7日と6月7日に実施した。
 講師は村役場担当職員の大城勇樹さんと島田雄飛さん。島田さんは「税について知ろう」のテーマで、税の種類や使われ方、小学校6年間の教育費がどれくらいかかっているかなど、子どもたちの身近なところからのクイズを交え、その意義や役割を分かりやすく説明した。
 アニメ「マリンとヤマト 不思議な日曜日」も視聴した。アニメを通して、税金がない国では火事になっても消防車も来ない、清掃車も来ないので町はごみだらけ、公園もなくなり、道を通るのもお金がかかるなど悲惨な世界を学び、税の大切さや公共サービスも税金でまかなわれていることを理解した。その後、1億円と同じ重さの模擬札を持ちその重さを体感した。
 終了後、伊江小の竹田百々花さんは「自分の生活と関連させてビデオを見た。税金がなくなると大変な生活になる」、大城真瀬さんは「テレビなどで1億円を見たことはあったが、実際に持ってみるととても重かった」、大城美智姫さんと金城海璃さんは「税金がなくなると道路が渡れなくなったり、ごみ収集車も来ないため町は汚くなったり、快適な生活が送れなくなる。税金は大切だと思った」とそれぞれ感想を述べた。
 (知念光江通信員)