有料

ライフジャケット着けて泳ぎます 南城・馬天小で環境教室と安全教室


ライフジャケット着けて泳ぎます 南城・馬天小で環境教室と安全教室 自動膨張式ライフジャケットを試着する児童と中城海上保安部職員(右奥)ら=11日、南城市の馬天小学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【南城】中城海上保安部は11日、南城市の馬天小学校で「環境教室」と「海の安全教室」を開いた。1年生の2クラス計41人が参加し、海の環境を守ることや海難事故を未然に防ぐことの大切さを楽しく学んだ。
 環境教室は海上保安庁が定める「海洋環境保全推進月間」(5月30日~6月30日)の一環。児童は体にごみが絡まったカメや、餌と間違えてごみを食べた魚の写真などを見た後、ごみに見立てたカードを拾って捨てるまでの動作を確認した。
 金城晴道さん(6)は「首に袋が絡まったカメがかわいそうだった。ちゃんとごみを拾いたい」ときれいな海を守ろうと意気込んだ。
 5月に市奥武島で中学生が溺れる水難事故があったことなどを受け、海の安全教室も開催された。児童はクイズを通して、大人と一緒に海に行くことや、ライフジャケットを着けて泳ぐことなどを確認した。
 與那城南実さん(7)はひもを引くとボンベの圧縮空気が放出されて膨らむ自動膨張式ライフジャケットを試着した。「命を守るためにジャケットを着けて泳ぎたい」と笑顔を見せた。 (西田悠)