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同僚をAEDで救命 石垣市消防、八商工教諭表彰


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 【石垣】石垣市消防本部は18日、八重山商工高(仲山久美子校長=写真左から2人目)の校内で心筋梗塞で倒れた男性教諭に、迅速で的確な救命処置をしたとして、同校に表彰状を授与した。同校では毎年AED(自動体外式除細動器)の講習をしており、現場に居合わせた教職員が的確な対応を取ることができたという。東崎原学消防長=写真左端=は「適切な行動だった。表彰を市民にも周知し、救急の認知向上を図っていく」とたたえた。
 消防と教職員によると、4月15日夕、定時制用の給食室で男性教諭が心筋梗塞で倒れた。神村智子教頭や養護教諭らが119番通報をしたあとAEDを使用し、救急車が到着するまで胸骨圧迫を続けた。男性は現在、職場復帰するまでに回復している。
 学校を代表して表彰状を受け取った仲山校長は「毎年やっている訓練の重要性を感じた。救助の大切さを生徒たちにも伝えたい」と述べた。 (照屋大哲)