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熱々ちんすこうに笑顔 今帰仁で琉球菓子作り体験


熱々ちんすこうに笑顔 今帰仁で琉球菓子作り体験 ちんすこうの形を整える子どもたち=7月26日、今帰仁村平敷公民館
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 【今帰仁】夏休み出張うちなー文化体験講座「琉球菓子作り体験」(今帰仁村教育委員会主催)が7月26日、今帰仁村の平敷公民館で行われた。講師に地元の琉球料理教室サンダンカの根路銘弘美主宰を招き「ちんすこう作り」を行った。
 小麦粉に砂糖やラード(油脂)を木杓子(じゃくし)でなめらかになるまで混ぜ、形を整えてオーブンで焼いた。参加した子どもたちはその後、熱々で焼きたてのちんすこうに笑顔を見せた。
 琉球料理伝承人の資格を持つ根路銘主宰は、焼き時間の合間に歴史も解説した。子どもたちは伝統琉球菓子の説明にも耳を傾けた。旧盆などで仏壇のお供え物のお菓子なども、どういったものがあるか興味を持って見てほしいなどと話した。
 県産豚のラードで作ったちんすこうと市販のラードを使ったちんすこうの食べ比べも行い、食感など異なる味わいに琉球菓子の奥深さを知った様子だった。 (新城孝博通信員)