有料

東村で企画展 来月1日まで マングローブ知って


東村で企画展 来月1日まで マングローブ知って マングローブについて特集した企画展「東村のマングローブ」=7月27日、東村の山と水の生活博物館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東】東村・慶佐次川のマングローブ(ヒルギ林)を特集した、企画展「東村のマングローブ」(東村教育委員会・東村立山と水の生活博物館主催)が、同博物館で開催されている。
 慶佐次湾のヒルギ林は、1972年に国の天然記念物に登録され、その後も生息域を広げてきた。企画展ではマングローブについて、慶佐次湾に生息するヒルギの種類、周辺にすむ生きものたち、保全活動など幅広く学ぶことができる。
 見学した栃木玲音さん(31)は「仕事で慶佐次のマングローブをよく目にしていたが、知らないことがたくさんあった。種類の見分け方や、海水が混ざるところで育つことなど、知った上で見に行ったら、すごさがより実感できそう」と語った。
 企画した学芸員の渡久山尚子さんは「素晴らしいマングローブが、東村にもあることを知ってほしい。村では、これまで観光資源として利活用しながら、先進的に保全活動に取り組んできた。地域や自然に配慮した取り組みや今後の展開にも注目してもらえたら」と呼び掛けた。
 企画展は9月1日まで。問い合わせは、山と水の生活博物館の電話0980(51)2828。 (山本真知子通信員)