自然から季節を知ろう　本部町立博物館で企画展

　【本部】本部町立博物館は、同博物館ギャラリーで企画展「おきなわ自然カレンダー　身近な自然から季節を知ろう」を開催している。１０月６日まで。
　写真が１３７点で、沖縄の花、花の実、収穫前のイネ、シークヮーサー収穫など。四季をさらにそれぞれ六つに分けて「二十四節気」としてパネルにしている。鳥の標本が２４点で、本部町の鳥であるリュウキュウコノハズクや、ヤツガシラ、サシバ、ヒシクイ（国指定天然記念物）などが展示されている。
　沖縄では「すーまんぼーすー」「かーちベー」など季節や気候を独自の言葉で表現する文化がある。同博物館は「古来沖縄に伝わる二十四節気に注目し、身近な自然の魅力に気づいてほしい」と呼びかけている。
　来館した人見夏漣さん（１１）は「季節ごとにいろんな写真があって素晴らしかった。鳥も新しい標本を見ることができた」と笑顔を見せた。
　開館時間は午前９時～午後５時。入場無料。月曜祝日休館。問い合わせは同博物館、電話０９８０（４７）５２１７。　（上間宏通信員）