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「限界決めずに挑戦を」 多良間、興南中高校長が講演


「限界決めずに挑戦を」 多良間、興南中高校長が講演 多良間村の子どもたちや保護者に向けて講演する諸見里明校長(右端) =8月29日、多良間村のコミュニティー施設
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 【多良間】興南中学校・高校の諸見里明校長が8月29日、多良間村のコミュニティー施設でキャリア教育講演会「ふるさとに誇りを持ち、自立した社会人になるため~君たちは中・高生活をどのように過ごすのか~」(村教育委員会主催)と題して講演した。小学6年生や中学生、その保護者らが耳を傾けた。諸見里校長は自身の体験を交えながら、挑戦する際に自分自身に限界の壁を作らず、臆せず行動することの大切さを強調した。
 同講演は「15の島立ち」を迎え、進路の選択や決定を迫られる子どもたちが自立した社会人になることを目指し、生徒や家族を対象に毎年開催している。
 諸見里校長は教育改革で従来よりも応用力や創造力が求められているとして「中学・高校生活を無駄に過ごさないこと。目標を持つこと。明日からではなく、今日から。今のこの時期がとても大切だ」と生徒らを鼓舞し、島に誇りを持ちながら未来を切り開いてほしいとエールを送った。 (清村めぐみ通信員)