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知念中生が市特産品を開発 南城 市まつり、産業まつり出展 「トビイカせんべい」 「久高島の塩ちんすこう」


知念中生が市特産品を開発 南城 市まつり、産業まつり出展 「トビイカせんべい」 「久高島の塩ちんすこう」 教育委員会や市職員らの前で開発した商品について発表する知念中学校の生徒=4日、南城市の知念中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【南城】南城市観光協会(知念厚会長)の協力で昨年度から進めている、知念中学校のPBL授業の成果発表となる最終プレゼンテーションが4日、同校で開かれた。PBLとはプロジェクト型学習や課題解決型学習のことで、生徒らは2年生のときから約2年間かけて、地域の特産品開発に取り組んできた。
 南城市の農水産品を活用した新たな特産品を考案して商品化するため、商品の企画やパッケージデザイン、プロモーション案まで生徒たち自らが考えた。市内の事業所や観光協会の協力を受けて試食会などを開いてきた。
 複数のアイデアから「トビイカせんべい」と「久高島の塩ちんすこう」の2商品を実際に開発した。2商品は市事業者の協力で商品化し、11月17日開催の「南城市まつり」で販売する。10月25~27日に、那覇市の奥武山公園などで開催する「沖縄の産業まつり」会場で、試食とアンケートを実施する。
 プレゼンテーションでは、市教育委員会や観光協会職員らを前に、商品の特徴やターゲット層など詳しく説明した。塩ちんすこうチームのリーダー島袋椛暖さんは「緊張したけどうまく発表できたと思う。南城市の素材を使った商品をたくさんの人に食べてもらいたい」と意気込んだ。 (普天間伊織)