地域担当記者の仕事の大部分は車の運転だといっても過言ではない。私は平均して1日2~3時間は車を運転する。車社会の沖縄では珍しいことではないと思われるかもしれないが、国統計によると、「通勤・通学」の県平均は30分(2021年調査)だった。
通勤通学時間帯が顕著だが、渋滞に巻き込まれると個々人の「生活の質」に影響する。また、沖縄総合事務局の試算によると県全体で年間1455億円に相当する経済的損失もある。
担当地域で言えば、宜野湾市の西普天間住宅地区に来年1~4月に琉球大病院と医学部が移転する。宜野湾市によると、教職員約1950人と学生1200人、外来患者は年間27.4万人の来院を見込む。周辺の渋滞悪化が目前に迫る。県と宜野湾市、琉大でつくる「西普天間交通対策ワーキングチーム」は、何とぞ対策を願う。
私が書きました
梅田 正覚
(宜野湾市、中城村担当)