有料

FC琉球2連敗 宮崎に0―2 <J3リーグ>第28節最終日


FC琉球2連敗 宮崎に0―2 <J3リーグ>第28節最終日 宮崎―琉球 前半、激しく競り合う琉球の佐藤祐太(中央)=15日、宮崎県新富町のいちご宮崎新富サッカー場(宮崎日日新聞社提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 サッカーの明治安田J3第28節は15日、各地で行われた。FC琉球OKINAWAは宮崎県のいちご宮崎新富サッカー場でテゲバジャーロ宮崎と対戦し、0―2で敗れ、2連敗となった。通算成績は11勝11敗6分けの勝ち点39で、順位を12位に下げた。

 琉球は前半から宮崎に攻め込まれるも、GKの東ジョンの好セーブなどで守り切り、0―0で折り返した。後半5分にロングシュートを決められ先制を許すと、その後はゴール前までボールを運ぶも宮崎の守備陣にブロックされ得点には至らず。43分にはダメ押しのゴールを決められてしまった。

 21日午後6時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでアスルクラロ沼津と対戦する。


相手守備崩せず下位に痛い連敗 金監督「もっと欲を」

 最後まで決め手を欠いたFC琉球はテゲバジャーロ宮崎に0―2で敗れ、7日のいわてグルージャ盛岡に続き、リーグ下位のチームに手痛い連敗となった。

 前半序盤は増谷幸祐のクロスから佐藤祐太が頭で合わせようとするなど、攻撃の時間もあった。しかし、宮崎の守備陣を崩せない。琉球は次第に選手同士の間隔の広さを突かれてしまい、突破されてしまうもGK東ジョンのセーブなどで耐えた。

 しかし、後半開始直後の5分。守備が戻りきる前に宮崎にロングシュートを決められ失点。その後はゴール前までボールを運び、波状攻撃で何度もシュートを放つが、最後までゴールネットを揺らせなかった。43分には左サイドからのグラウンダーのパスに誰も追いつけず、正面からダメ押しのゴールを決められた。

 連勝が止まった直後の試合で「大事なゲーム」(金鍾成監督)を落としてしまった琉球。J2昇格へのプレーオフ出場圏内がうかがえるだけに、金監督は「もっと欲がないと」とチームにハッパを掛け、次戦での連敗脱出を期す。

 (屋嘉部長将)


(2)いちご(1勝1敗)

宮 崎 7勝7分け14敗(28)
2―0(0―0,2―0)
琉 球 11勝6分け11敗(39)

▽得点者 【崎】 阿野(3)武(4)
▽観客 1059人