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ボウリング・抜群の団結力 結実 重要場面で結果出す 砂川・稲福<SAGA2024国スポ>第4日


ボウリング・抜群の団結力 結実 重要場面で結果出す 砂川・稲福<SAGA2024国スポ>第4日 少年女子団体決勝 勝負どころで連続ストライクを決めた稲福観夕(右)と喜ぶ砂川舞佳(手前)=8日、佐賀市のボウルアーガス(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 小川 昌宏

 国民スポーツ大会「SAGA2024」第4日は8日、佐賀県各地で競技が行われた。ボウリング少年女子団体戦の砂川舞佳(首里東高3年)稲福観夕(みゆう)(中部商高2年)は2379点で優勝した。砂川は個人3位。男子個人の宮城快仁(かいと)(首里東3年)は6位に入った。


 優勝が決まると砂川舞佳(首里東高3年)と稲福観夕(中部商業高2年)は抱き合い、全国制覇をかみしめた。目には涙が光っていた。

 ボウリングの少年女子団体決勝。7日の予選は1位で突破したが、決勝では第1ゲームで三重に逆転を許し、残り1ゲームずつとなって10ピン差の2位。砂川は「いけると思っていた」と振り返る。最終ゲームのレーンは他の選手の投球を見て「ピンが倒れやすい」と思っていた場所。ストライクを決めるたびに、互いに声を上げ、会場の歓声とともに流れを呼び込んだ。

 第2ゲームでスコアを落とし「気持ちを切り替えて臨んだ」と話す稲福が第6フレームから3連続ストライク。スペアで粘り続けて重要な場面で結果を出した。第10フレームで稲福が2連続ストライクを決めると砂川は「勝ちを確信した」。県勢19年ぶりの少年女子団体での優勝。2人は「めっちゃうれしい」と声をそろえる。ペアを組むのは初めてだったが、3年の砂川が後輩の稲福を練習からリードし、声を出して盛り上げた。砂川は「お互いに助け合って楽しんで投げられた」と抜群のチームワークで得た最高の結果に、笑顔を輝かせていた。

 (小川昌宏)

非常にうれしい

 ボウリング少年女子の下地良信監督の話 団体優勝は非常にうれしい。笑顔を絶やさず投げ抜くことができた。すごく良かった。


 (佐賀県ボウルアーガス)
 ▽少年男子団体予選(3ゲーム) (12)沖縄(下地、宮城) 1229点、=618、=611)=落選
 ▽同個人決勝(9ゲーム) (6)宮城快仁 2017点
 ▽少年女子団体決勝(6ゲーム) (1)沖縄(稲福、砂川) 2379点、予選=1192、決勝=1187)
 ▽同個人決勝(9ゲーム) (3)砂川舞佳 1928点