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きょうドラフト、沖縄県勢は8人が候補 注目は明大の宗山、関大の金丸ら プロ野球


きょうドラフト、沖縄県勢は8人が候補 注目は明大の宗山、関大の金丸ら プロ野球
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が24日午後4時50分から東京都内のホテルで開かれる。広島が1位指名を公表している明大の宗山塁内野手と、関大の金丸夢斗投手の評価が高く、複数球団の1位指名が予想される。2人とともに3月の欧州代表との強化試合で日本代表に選出された愛知工大の中村優斗投手と、青学大の西川史礁外野手も1位候補に挙がる。高校生では選抜大会で2年連続準優勝した兵庫・報徳学園高の今朝丸裕喜、神奈川・東海大相模高の大型左腕藤田琉生、福岡大大濠高の柴田獅子の3投手らが上位候補。西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博さんの長男、慶大の清原正吾内野手が指名されるかも注目だ。1位指名は入札抽選制で、競合した場合はくじ引きを行い、全球団が確定するまで繰り返す。2位は今季成績で下位球団からの指名となり、今年の優先権を持つパ・リーグの6位西武、セ6位中日の順となる。3位指名は折り返して逆の順番となり上位球団から、4位はまた下位からと交互に繰り返して続ける。

 県勢は5人がプロ志望届を提出しており、高校生3人、大学生は2人となっている。そのほか、今季から2軍公式戦に参加した新球団や、独立リーグからも県勢の名前が候補として挙がっている。

 エナジック高の龍山暖(読谷中出)は右投げ右打ちの捕手で、強肩が持ち味。長打や好守備で県春季大会初優勝、高校野球選手権県大会準優勝に貢献した。ウェルネス沖縄高の大濵安綺(石垣中出)は右投げ右打ちの内野手で、主将、強打者として全国高校野球選手権県大会4強入りへとチームをけん引した。神戸国際大付高の津嘉山憲志郎(美東中出)は、右投げ右打ちの投手。最速148キロの速球を持ち、主将としてもチームを引っ張った。

 東北福祉大の島袋皓平(沖縄尚学出)は、右投げ右打ちの内野手。2023年の仙台六大学野球秋季リーグ戦では、最高殊勲選手賞、最多本塁打賞、最多打点賞、ベストナインの個人四冠に輝いた。日本文理大の金城朋弥(中部商高出)は右投げ右打ちの投手。最速151キロの速球に変化球を交え打者を抑える。

 オイシックスの知念大成(沖縄尚学高―沖縄電力)は、左投げ左打ちの外野手。打率3割2分3厘をマークし、イースタン・リーグの首位打者となった。ウエスタン・リーグのくふうハヤテの大山盛一郎(興南高―米カリフォルニア大学アーバイン校出)は、右投げ左打ちの内野手。昨夏は全米の有望株が集まるリーグで、二塁手の最優秀選手に選ばれた。独立リーグの神奈川フューチャードリームスの安里海(美東中―東海大相模高―東海大―日立製作所)は、左投げ左打ちの投手。最速150キロの力強い直球が持ち味だ。

 (名波一樹)