<社告>第60回琉球新報賞 25日午後6時半から贈呈式 沖縄の発展に貢献、5氏の功績たたえる


<社告>第60回琉球新報賞 25日午後6時半から贈呈式 沖縄の発展に貢献、5氏の功績たたえる 琉球新報社本社ビル
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 第60回(2024年度)琉球新報賞は、糸数慶子氏(前参議院議員)=沖縄振興功労=、国場幸一氏(国場組相談役)=経済・産業功労=、仲地博氏(沖縄大学名誉教授)=社会・教育功労=、大湾清之氏(「琉球古典音楽」人間国宝)=文化・芸術功労=、石嶺和彦氏(元プロ野球選手)=スポーツ功労=の5氏に決まりました。

 琉球新報賞は各分野で本県の振興と発展に貢献された方の功績をたたえ、顕彰します。1963(昭和38)年に創刊70年記念事業として創設し、受賞者は今回を含めて218人になります。

 贈呈式・祝賀会は、9月25日(水)午後6時半から那覇市の沖縄ハーバービューホテル「彩海の間」で開催します。会費は8千円です。来場希望者は、20日までに事前にお申し込みください。

 【問い合わせ】琉球新報社統合広告事業局、電話098(865)5255(平日午前10時~午後5時)


<沖縄振興功労>

 糸数 慶子氏(いとかず・けいこ)前参議院議員。バスガイドを経て1992年の県議選で初当選、3期務めた。2004年参院選で初当選。社大党委員長などを歴任するなど女性の政治参加の先頭に立ってきた。19年に3期14年にわたる参院議員としての任期を終えて以降も、辺野古新基地建設反対の抗議運動など精力的に活動を続けている。76歳。


<経済・産業功労>

 国場 幸一氏(こくば・ゆきかず)株式会社国場組相談役。米テキサス州立大学を卒業後、1969年国場組入社。2002年に社長に就任。沖縄経済同友会代表幹事を経て08年より那覇商工会議所会頭3期務めたほか、県商工会議所連合会会長、中琉協会会長も務めるなど、建設業界のみならず県経済界を取りまとめ、産業振興に寄与した。82歳。


<社会・教育功労>

 仲地 博氏(なかち・ひろし)沖縄大学名誉教授。2014~19年に沖縄大学長を務める。専門は憲法・行政法。沖縄道州制懇話会座長、県民共済理事長など官民さまざまな組織の委員も務め、沖縄県の自治・自立構想を巡る計画、提言に携わった。大学教員として多くの人材を輩出し、沖縄大学では学長として地域に開かれた大学づくりをけん引した。79歳。


<文化・芸術功労>

 大湾 清之氏(おおわん・きよゆき)国指定重要無形文化財「琉球古典音楽」(各個認定)保持者・人間国宝。1966年に琉球古典音楽安冨祖流の宮里春行氏に師事。重要無形文化財(総合認定)では86年に「組踊」、2009年に「琉球舞踊」の保持者になった。06年に県立芸術大学助教授、10年に教授に就任し、12年まで勤務した。78歳。


<スポーツ功労>

 石嶺 和彦氏(いしみね・かずひこ)元プロ野球選手。豊見城高校時代は4度甲子園に出場。78年のドラフト会議で阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)に入団。90年には打点王を獲得して、県民に勇気を与えた。現役引退後は野球解説者を務めた後、打撃コーチを歴任。2016~23年社会人野球エナジック硬式野球部監督を務めた。63歳。


◆事前申し込み方法
【会費】8千円【締め切り】20日午後5時
【申込先】琉球新報社統合広告事業局、電話098(865)5255(平日午前10時~午後5時)※事前申し込みのない方の来場はご遠慮願います。