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ニービチの歌一枚に 高那真清ら参加 古典や民謡16曲


ニービチの歌一枚に 高那真清ら参加 古典や民謡16曲 チョークアートで描かれた「沖縄ニービチソング決定盤」のジャケット(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄本島、宮古、八重山の結婚式で歌われる古典音楽や民謡を収録した「沖縄ニービチソング決定盤」(リスペクトレコード・税込み3520円)が25日に発売された。結ヌ会、喜久山節子、石川陽子、長嶺ルーシー、高那真清、垣花貞子らが参加し16曲を収録した。同社の高橋研一さんは、沖縄の文化の多彩さや、結婚式という日常に伝統が息づく姿を県内外に広めたいと意気込む。
 結婚式で使えるCDにしようと、式の幕開けや余興、終幕で歌われる歌を各地の唄者が選曲した。婚礼に則した歌詞で歌うことや、踊れるように前奏の長さを調整する工夫もした。
 本島からは「かぎやで風節」「加那ヨー~天川」「嘉手久~唐船どーい」などに加え、大城志津子作「根引ち音頭」など珍しい歌もある。
 宮古からは「とうがにあやぐ」「米ぬあら」に加え、最近よく歌われるという「梅の花乙女」を収録。八重山からは「鷲ぬ鳥節」「でんさ節」「弥勒節~やらよぅ節」などを収録した。
 ブックレットには、島唄解説人の小浜司による歌詞対訳と曲解説のほか、各地の若手ライターがご当地の結婚式事情を書いている。
 高那は「結婚式や祝い事で使える頼もしいCDになっている」と話した。石川は「なかなか歌われない歌や婚礼の歌詞に変えている歌にも注目して」と語った。 (嘉手苅友也)