伊勢エビ解禁　漁師ほくほく

　【宮古島】県内の伊勢エビ漁が１日に解禁された。宮古島市平良の荷川取漁港では、早朝から近海で捕れた伊勢エビが次々と水揚げされ、買い付けに来た市内の料理店関係者でにぎわった。

宮古島漁協によると、競りでは１キロ当たり３千円ほどの値が付き、例年並みという。
　伊勢エビを捕って約３０年になるという津覇高雄さん（５７）は、伊勢エビ漁が解禁された１日未明から海に潜り、約２０キロ分を捕獲した。「（禁漁期間の）約３カ月待った。ボーナスだ。この１週間が漁獲のピークではないか」と解禁に満面の笑みを浮かべた。
　港を訪れた宮古島市平良下里のレストラン「海の幸」の長浜弘樹店長は「初日は例年より少なめだが、今後どんどん入ってくると思う。生きのいい伊勢エビがそろっている。刺し身やみそ汁などいろんな形で提供したい」と話した。