よく釣る人のテクニック、コツは?


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船上でにっこり新垣さんとアカジン

 山原の山々を彩る真っ白なイジュの花が散り始めると船に磯にいろんな魚がよく釣れる。だが、同じ仕掛けで釣っているのに一人だけよく釣る人がいるものだ。運だけではないそのテクニック、コツとは?

 (A)サビキ釣りのマキエの出し方のコツ
 (1)マキエは生きているように勢いよく出すとそこに魚が集まる、サオを大きく早くしゃくる(2)魚が釣れ出すと出すマキエの量を少なくして、早く食べないとエサがなくなると魚に思わせパニックに追い込む(一品ずつ出てくる中華料理の演出と同じ)。
 (B)誘いのテクニック
 魚は動く物に関心を持ち、逃げようとするエサに飛びつく習性がある。ときどきサオを立てゆっくりエサを動かす。打ち込み釣りでも時々ゆっくりリールを巻き、逃げようとするエサを演出する。カジキのトローリングでもルアーに近づいたカジキの背が見えると船長は船のスピードを上げて逃げようとするエサを演出する。
 (C)小魚を集め大物を寄せる
 フカセ釣りではエサ盗りを苦にせず根気よく待つ。小魚が姿を消すと大物の時合い(エサ盗り3時間、大物時合1時間)。マキエにエサ盗りも集まらない日は水温が低いか潮が悪く釣れない日。打ち込みのタマン釣りでも、ヤマトビ釣りをしながらヤマトビがエサを食べるパクパクという音に遠くからタマンが集まり、釣れていたヤマトビが逃げ出すとタマンがヒットすることが多い。釣りはじっと待つだけではなく釣れない時は絶えずエサを替えたり、仕掛けを替えたり、ポイントを替えたりする。釣り好きはせっかちが多いといわれるのはそのためである。

『各地の釣果』
 ◎伊江島沖、お父さんの釣りグループに同行した具志堅祥平君、この日は大物が多く釣れ、グルクンがおびえていたと言う。3キロのアカジン、タマン、イソマグロ、オーマチなど人気の大盛丸での釣果。(マンモス名護)
 ◎大ブームです、那覇のガーラ。5月7日に泊で13・5キロのガーラを釣った仲宗根功さん、13日にも10キロをテラピアの切り身のエサで釣った。(マンモス曙)
 ◎新宜野湾防波堤先端外側で高級魚アカジン。4日道糸10号、ハリス7号、ハリチヌ7号、スルルのエサのウキ釣りで仲居幸雄さんは42センチと39センチのアカジン、この日は午前中に40センチ前後のアーガイ5匹も釣る。スルルのエサで底近く狙う。(サンノリー2)
 ◎与那国磯のフカセ釣りで93・5センチ、10キロのトカキン。新垣直樹さんは4月30日、ごみ捨て場のポイントで道糸16号、ハリス50号、タマンバリ20号、サンマのエサでの釣果。(シーランド南風原)
 ◎那覇一文字打ち込みでもタマン、3日大嶺政之さんと城間さん、夜釣りでサオ10本出し中型タマン6匹の釣果。カゴ釣りでも一人で7匹釣った人もいた。(大洋レジャー)
 ◎私の釣り自慢
 4日、前兼久漁港からあき丸(喜納正広船長)で伊江島沖に出た新垣徹さん、3キロのアカジンをゲット。
 フィッシング沖縄社・城一人098(933)2073
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