旬のガーラ、カーエー好調


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南の海の挑戦者夏田正広さんとガーラ

 旬の釣り!『朝の漁港はルアーでガーラ。夜釣りはカーエー好調です』
 22日朝7時サビキ釣りでミジュンが釣れ出すと、待っていたガーラがミジュンを襲う。白い腹を見せ逃げ曲がるミジュンの大群。陸からキャストしたアングラーのルアーに70センチ前後のオニヒラアジがヒットした。港内はパニック状態、船揚げ場のスロープに逃げ込んだミジュンを待っていたのはガーラより怖い投げ網を持ったアングラーであった。潮も下げに入ったお昼すぎ平静をとりもどした港内ではミジュンやガチュンにグルクマがポツリポツリと釣れ出した。

◆『那覇周辺のガーラの釣り場』

 17日79・3センチ、18日68・5センチ、21日72センチ、63センチ、22日63・5センチいずれも早朝ルアーで(サンノリー2調べ)。
 そのほか三重城、泊海岸。那覇一文字でもタマン狙いのカゴ釣りで3キロ前後のガーラ(大洋レジャー)。
 『狂い食いする梅雨時の夜釣りカーエー』
 18日安座間漁港で40・5センチ、21日当添漁港でも43・5センチなど40センチオーバーが好調。どこの漁港にも1、2カ所は釣れるポイントがあると言われるほどカーエーのポイントは多いが、釣れるポイントは点で、1メートルも違うと食いが落ちる。流れのゆるやかな船揚げ場のスロープと海底の境、捨て石が崩れた海底を正確に知るには何度か釣り場に通うことだ。

◆『お薦め釣り場』

 三重城港、南左側の船揚げ場スロープ。勝連浜漁港赤灯付近外側、辺土名漁港中央防波堤、本部新港北側浜崎漁港防波堤。深夜釣り本命は本部イカダの深夜2時から4時狙い。
 ◎梅雨時はヤマトビ狙いのサンマの餌の打ち込み釣りでもカーエーが釣れる。産卵場なのか? いずれも浅いビーチ、少し海草が流れるような季節。写真は津堅のビーチ、以前、砂が集まっていなかった中城モールのタマンポイントでも釣ったことがある。昨年は読谷海岸のビーチでも釣れている。
 〈トピック〉
大型が出る夜釣りのコチ。糸満で69センチと75センチのコチ、コチは生きた餌がベスト。小魚、活(い)きエビまたはスルル。サンマ切り身など夜の打ち込み釣りで、河口や港内の海底か砂泥地で釣れる。

◆『各地の釣果』

 ◎中城夢咲公園で3人仲良くガーラをゲット。5月21日、渡慶次憲太君70センチ、大城和真君70センチ、田港洋迅君54センチ、餌活きエビ(熱田つりぐ)
 ◎勝連浜漁港で42・6、36・7センチのカーエー。金城清秀さんウキ釣りで23日18時ごろ、ほかに十数人の釣り人がいたが釣れていなかった(マンモス泡瀬)。
 ◎南の海の挑戦者夏田正広さん、またまた39・4キロ、全長123センチのガーラをゲット。23日無人島屋那覇島での釣果。ポイント釣り方など詳細は6月10日発売予定のフィッシング亜熱帯No.14〈アーカイブス〉に掲載(つりぐのおさる)

◆『一口メモ』

 人間でも動物でも肉食と比べ草食は腸が長い。魚でもフィッシュイーターのガーラ等に比べ藻を多く食べるカーエーは腸が長い。

 フィッシング沖縄社・城一人098(933)2073 メール fishing@ii-okinawa.ne.jp