沖縄1イジられない芸人!?<こきざみインディアン・さーねーさん>の本音と素顔に触れる◇沖縄芸人ナビFILE.10

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「沖縄芸人ナビ」は、芸人魂が伝わってくるインタビュー・シリーズ。ナビ芸人の「初恋クロマニヨン」松田正(まつだ しょう)さんが、ゲスト芸人に深く鋭く質問を投げかけます。さて今回のゲストは、こきざみインディアンのさーねーさん! 前回に続き緊張気味の松田さんでしたが、どんな対談になったのでしょうか!?

(執筆:フリーライター・饒波貴子)



4月からは「週刊レキオ」(毎週木曜日発行)とも連動し、第1週目のレキオ紙面で関連記事が読めるようになりました。ぜひご覧ください。




番組共演をはじめ草野球のチームメイトとしても交流がある、さーねーさん(こきざみインディアン/オリジン・コーポレーションhttp://origin-oze.com/所属/左)とナビ芸人の松田正さん(よしもとエンタテインメント沖縄http://yoshimoto-entertainment-okinawa.jp/所属)

「沖縄にも若くておしゃれな芸人さんがいる!」と高校生の時に思ったのが、こきざみインディアンさん。20年以上もトップを走り続けているコンビで尊敬しています。今回はさーねーさんにズバリ聞いてきました。



さーねーのポリシー



松田ナビ:こきざみインディアンさんは、僕が高校生のころからテレビで活躍されているんですよ。

さーねー:松田としゃべる機会がもらえてうれしいです。高校卒業後すぐテレビに出ていました。

松田ナビ:お笑いを始めたきっかけを教えてください。

さーねー:中学生の時、ダウンタウンさんやとんねるずさんの漫才をテレビで見て、相方とコピーしていました。修学旅行などで披露したらウケたわけ。16歳の時にオーディションを受けて事務所に入りました。

松田ナビ:オーディション出ようぜって、どっちが言ったんですか?

さーねー:漫才しようって言ったのは相方で、オーディションは俺が誘った。俺たち高校は別なんだけど、親友の新垣も一緒にオーディションに行き3人で事務所に入ったんだよね。こきざみインディアンとして仕事をいただいて、新垣がマネージャーをやってくれるようになり、給料10倍にしよったよ。元の金額がいくらよ〜ってなるけど(笑)。

松田ナビ:新垣さんは敏腕マネージャーだったと聞いたことがあります。すぐにテレビに出るようになったのはすごい事ですが、苦労はありましたか?

さーねー:あの時は今よりレギュラー番組が多くて、売れていたな〜。でも舞台ではで〜じ(とっても)スベっていたよ(笑)。でもテレビに出るの俺たちしかいないって思える位、芸人が少なかったかもしれない。

松田ナビ:FECの大会で優勝していましたよね。ネタを初めて見て、「この人たちすごい…簡単に優勝する」って感じましたね。

さーねー:簡単に優勝してたな(笑)。FECの大会で2回連続くらい優勝して、とっても変な〜…というか、気まずかったんです。終わってからは外に出て角を曲がった時に社長も一緒に「よっしゃ〜!」ってガッツポーズした(笑)。でも俺たちは年間の最高傑作を披露したけど、FECの芸人さんは過去ネタはできないルール。俺たちの方が有利だなと思え、申し訳なかったです。




松田ナビ:お笑いのポリシーはありますか?

さーねー:見ている人を緊張させず、芸人が楽しんでいる所を見せたい。俺がお笑い始めたころの沖縄芸人さんって何か力んでいる感じがあって、お客さんは父兄参観のようだった。

松田ナビ:「誰のためにやっているお笑いなのか!?」と感じますね。

さーねー:そうそう(笑)。芸人はいつも苦しそうで、楽しんでいない人たちが多いから打破したいと思いました。苦しい姿を見せる負の連鎖みたいで、止めればいいのにって(笑)。

松田ナビ:10数年前、僕らが入った時もそうでした。「誰のためにお笑いやってるば〜」って(笑)。

さーねー:今はテレビやラジオに出ている人がいっぱいいて、本当にすごい! 月1回の事務所ライブは、昔はスポンサーを集めるのが大変で、15件集めるのに20日くらいかけて(笑)。でも今は、1日でスポンサーがオーバーするほど。ここ2〜3年は夢のようです。



尋常じゃないプレッシャーの中で優勝



松田ナビ:昔さーねーさんと僕ら飲んだとき、僕は「人にイジられたい。楽だし武器にもなる」って話しました。さーねーさんは「俺は全然違うな。人にイジられるのは嫌だから、イジられないように頑張っていたりする」って答えたんですよ。

さーねー:松田の前で調子に乗ったかも(笑)。その時はそう思ったのかもしれないけれど、今はイジられてもいいって思う。スキを見せてちょっとイジられる方が、幅が広がるしね。だけどこんなにもイジられないタイプは珍しいから、そのままでもいいかな〜って思ってる(笑)。

松田ナビ:「沖縄1イジられない芸人」かも(笑)。「ひーぷーホップ」や「こきざみぷらす」など、沖縄を代表する番組のレギュラーを務めていますが、どういうモチベーションですか?

さーねー:「頼れるこいつらの番組なら見てもいい」と思われたい。見てあげていると視聴者に思わないようにと気を付けています。中高校生男子や、地元の模合仲間にも面白かったよ〜って言われたい。

松田ナビ:僕も中2の自分が見ているつもりでやっていて、中高生の男子をターゲットにしているかも。模合仲間の話も共感できます。
共演する後輩を生かした番組作りも上手ですが、気を付けていることは?

さーねー:(番組に)出た芸人は、絶対に得して楽しんで帰ってもらいたい。放送が待ち遠しくて、Twitterでアピールしまくるような番組にしたいといつも思っている。得して帰った後輩は、宿題をもらったかのように次も面白い武器を持って来てくれる。松田もそうだし、面白い人たちに出演オファーを出しているから「俺の自慢の松田を見てくれ!」と思う気持ちでやっています。
初恋クロマニヨンとのロケで1番好きなのは、ノープランの読谷散策。3人の出身地の読谷に行って、スーパーの前でゆんたく(おしゃべり)したシーンを放送した。あの場所は松田の家の前だから、立っているだけの設定でフリートークを楽しんだな〜。

松田ナビ:あのロケはめちゃくちゃうれしかったです。テレビでフリートークできるなんて、夢ですから! 

さーねー:自分たちだけでは限界があるから、面白くしてほしいって実はゲストに頼っています。

松田ナビ:こきざみさんは、沖縄の2大賞レースのチャンピオン! 「O-1グランプリ」3連覇で「お笑いバイアスロン」の初回優勝。プレッシャーはありましたか?

さーねー:「お笑いバイアスロン」はプレッシャーあった。俺らが辞退した後の「O-1グランプリ」の王者が集まっていて、みんな勝つって意気込んでいて。

松田ナビ:初回だし強いメンバーが集まり、みんな「打倒こきざみさん」だったと。

さーねー:本土から来る審査員の方たちが笑ってくれるのか心配だった。それまでは、ライブの観客数百人を笑わせることを続けてきたから、最高に緊張しました。でも負けられなかった。

松田ナビ:絶対に負けられない状況と勝つ気持ちを重ねる機会は、なかなか経験できません。

さーねー:絶対王者とあおられて、審査員のみなさんのハードルが上がっているかもしれない。その中でどんなワードがはまるのか…言葉の意味がわからなくても面白いと感じてもらって点数を稼ぐとか、いろいろ考えたな〜。

松田ナビ:尋常じゃない状況だったんですね。数回やっていれば傾向と対策ありますが、初回で絶対に勝たないといけないとシチュエーション! 

さーねー:尋常じゃないよ。それまでコントも未経験だったし、勝てて本当によかった!




結婚し父親になった幸せ



松田ナビ:ネタ作りのこだわりを教えてください。

さーねー:5分のネタを作る場合は、3分50秒位で仕上げていく。ウケたら4分50秒で舞台を去るし、ウケなければ3分50秒で終わる。本番でしか言わないフレーズや自然なボケとツッコミが出ていると思う。

松田ナビ:一語一句決まっているネタより、流れに乗る系統のネタなんですね。

さーねー:絶好調の時のイチロー選手が、「今年のコイツは遊んでいるなと思われたい」って話していたのが、かっこよかった。楽しそうでワクワク感を与えられるし、俺も遊んでいるところを見せたいな〜って思ったね。

松田ナビ:こきざみインディアンというコンビ、そしてさーねーさんのすごさはそこかも! 遊んでいるようにナチュラルにやっている風だけど、賞レースで何度も優勝するのは、2人の圧倒的な努力あってのこと!

さーねー:自分で言うのも変だけど、20代はしに(とっても)練習したから。12時間練習を続けたこともあったからね。漫才を1000回くらい通し稽古して、本番では疲れてるっていう。この歳になっても、1年目の若手と稽古したりするしな。「こきざみさんって稽古に来るんだ」って驚く若手もいるよ(笑)。時間をかけるほど、納得し自信につながると思うな。

松田ナビ:稽古をそんな長時間やっていたなんて、ヤバイですね。「コイツ面白い」って後輩はいますか?

さーねー:ベタだけど「しんとすけ」。しんくんは素晴らしく、首里石嶺くんも愛嬌あってキレキレで安心。2人が40歳くらいになったら、スーパースターかもよ。

松田ナビ:すごいコンビですよね。ちょっと難しいことを言っても、普通にパンって返してくるツッコミはすごい! 最後に展望を教えてもらえますか?

さーねー:独特のボケで迷惑かける時もあるけど(笑)、この調子で模合仲間からも信頼されるような、楽しくてストレスのないお笑いを与えていきたいです。安心して見てもらえる感覚を持っていたいです。最近結婚しましたしね!

松田ナビ:おめでとうございます! 入籍して変わりましたか?

さーねー:変わらないけど、子どもがいて面白くなってきた。あえて今までとは違う面も見せていきたい。ちょっと優しくなったとか変化をつけたいし。
SNSに子どものことを載せていますが、応援してくれる人がたくさんいて、沖縄には同じような男性がいっぱいいるってわかりました。血がつながっていない息子ができたんです。公表するか考えましたがコソコソしたくなかったし、子どもがいて良かったと心から思えるようになりました。みなさん、祝福メッセージをありがとうございました。




【対談を終えて・・・】

☆さーねーさん☆
一緒に戦っている感覚のある松田のこと、とても好きです。分類で分けたら同じ部屋に入る仲間だと思うんですよね。だから質問されると、何でも答えたくなりました(笑)。

☆松田ナビ☆
最近になって一緒にお仕事できるようになり話もしていますが、僕がお笑いをやる前から見ていたさーねーさん。決めるところはビシッと決めて、ひょうひょうとしている雰囲気に憧れています。




【プロフィール】


★さーねー/こきざみインディアン

本名:儀間 真幸(ぎま さねとも)
生年月日:1982年7月28日
身長/体重:168cm /58kg
出身地:南城市
趣味:草野球、ゴルフ、帽子かぶり
Twitter:@kokizami_sane

★松田 正(まつだ しょう)/初恋クロマニヨン

生年月日:1984年8月22日
身長/体重:178cm /70kg
出身地:沖縄県読谷村 
趣味:ソフトボール/漫画
特技:野球
Twitter:@hatsukoimatsuda

 



 


【インフォメーション】



◆オリジンお笑いライブ 喜笑転決 vol.278◆

日時:5月25日(土) 18:30開場/19:00開演 
会場:那覇市ぶんかテンブス館4階テンブスホール  (マップはこちら)
料金:前売り・当日共に中高生・一般1500円/小学生1000円/未就学児無料(膝上)
出演:こきざみインディアンほか、オリジン芸人
お問い合わせ:オリジンコーポレーション ☎︎098-866-6118
公式サイト==> http://origin-oze.com/



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【よしもと沖縄花月】
那覇市前島3-25-5 とまりんアネックスビル2階 (マップはこちら)
TEL:098-943-6244
http://www.yoshimoto.co.jp/okinawakagetsu/pc/




饒波貴子(のは・たかこ)
那覇市出身・在住のフリーライター。学校卒業後OL生活を続けていたが2005年、子どものころから親しんでいた中華芸能関連の記事執筆の依頼を機に、ライターに転身。週刊レキオ編集室勤務などを経て、現在はエンタメ専門ライターを目指し修行中。ライブで見るお笑い・演劇・音楽の楽しさを、多くの人に紹介したい。




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