【金武】長野県立長野高校2年生300人が9月25、26の両日、金武町や宜野座村で民泊体験を楽しんだ。生徒らは、受け入れ民家で農業体験や伝統芸能鑑賞、海遊びなどを体験したほか、沖縄料理を楽しみ、沖縄を満喫した。
民泊事業は、金武町にある自然体験学習施設「ネイチャーみらい館」が2009年度から実施している。同館の松田健人理事長は「今回の貴重な体験を今後の学生生活でも生かしてほしい。第二の故郷、金武町へ再び訪れてほしい」と生徒らを激励した。受け入れ民家を代表してあいさつした嘉数義政さんは「素直で優しい子ばかり。将来、ウチナーンチュと結婚する子がいたらいいな」と話した。
民泊事業は、「ふれあい」をテーマに「心豊かな金武町の民家を中心に、ありのままの沖縄生活体験を通して、人的交流の大切さや喜びを実感してもらうとともに、第二の故郷をつくっていただく」がコンセプト。2012年度は21校3075人の受け入れ実績があり、13年度は37校5千人の受け入れを予定している。(糸村昌敏通信員)