後半戦、阪神は打線復調が鍵 オリックス3連覇へ視界良好


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 セ・リーグは上位3チームが3ゲーム差にひしめく状態で後半戦を迎える。首位の阪神は投手陣が充実。肋骨の骨折で離脱した近本が復帰間近で、佐藤輝が復調して打線が勢いを取り戻せれば、18年ぶりの優勝が近づきそうだ。2位広島は前半戦を5連勝で終え、阪神に1ゲーム差に迫った。投打一丸で接戦を取るスタイルを疲れが出る夏場以降もどれだけ継続できるか。3位DeNAは、競り負ける展開が増えているのが気がかり。得点力はあるだけに、抑えを外れた山崎の代役が浮沈の鍵を握る。

 パ・リーグはオリックスが2位ロッテに3・5ゲーム差をつけて首位を快走する。山本、宮城を中心に先発陣の充実ぶりは群を抜き、3連覇へ視界良好。ロッテはけが人が多いが、右脚の肉離れで戦列を離れている荻野の復帰が近いのは朗報だ。ソフトバンクは9連敗で首位から5・5ゲーム差の3位に後退して折り返した。8試合連続で2得点以下と貧打が深刻で、逆転優勝には打線の復調が欠かせない。ソフトバンクから5ゲーム差の4位楽天は7月に入り11勝3敗と好調だ。