米大統領、憎悪犯罪と非難 黒人3人犠牲の銃撃事件


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 26日に米フロリダ州ジャクソンビルで起きた銃撃事件の容疑者を捉えた監視カメラの映像=(ジャクソンビル保安官事務所提供、ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は27日の声明で、3人の黒人が犠牲になった26日の南部フロリダ州ジャクソンビルの銃撃事件について、白人の男による憎悪犯罪(ヘイトクライム)だと非難した。「米国に白人至上主義の居場所はどこにもない」と訴えた。

 黒人が買い物や通学の際、肌の色を理由に射殺されかねないとおびえるような社会を許してはならないと強調。「沈黙は共犯だ」と指摘した。

 公民権運動の黒人指導者マーチン・ルーサー・キング牧師が差別是正を求めた1963年のワシントン大行進から60周年となる「追悼と記念の日」に「銃による暴力でまた社会が傷つけられた」と嘆いた。