新リーグ向けさらに鍛える キングスV報告で決意


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リーグ最多となる4度目の優勝を報告したキングスの(左から)岸本隆一、伊佐勉監督、津山尚大=16日午後、那覇市天久の琉球新報社

 プロバスケットボールTKbjリーグの最後のシーズンを、2季ぶり4度目の優勝で締めくくった琉球ゴールデンキングスの伊佐勉監督と岸本隆一主将、津山尚大が16日、優勝トロフィーを抱えて那覇市の琉球新報社を訪れ、優勝の喜びや来季の意気込みを語った。

 凱旋(がいせん)した際、那覇空港で県民から祝福されたという伊佐監督は、最後のシーズンを「最高の形で締めくくれた」と喜んだ。西地区2位で終えた昨季の悔しさをバネに、個人の能力に頼らない「人とボールが動き続ける」チームバスケが優勝を引き寄せたという。来季から始まる新リーグに向けて「一段とレベルが上がってくる。新リーグでも戦えるため鍛え直したい」と抱負を語った。常に応援し続けてきたファンや県民に「沖縄が最強だと胸を張ってほしい」と感謝の言葉を贈った。
 シーズンを通して右肩上がりに調子を伸ばしたキングス。岸本主将は「優勝で強さを証明できたが、それ以上に成長の伸びしろがあるチームと実感した」と述べ、さらなる飛躍を予感させた。初優勝を経験した津山は「もっとチームに貢献できるように技術を高め、キングスを背負えるよう頑張りたい」と力強く語った。