米軍機がまた部品落下 特殊作戦機から重さ3・6キロ 嘉手納基地内か海上に落下の可能性


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
MC130特殊作戦機=2017年7月24日、米軍嘉手納基地

 沖縄県基地対策課などによると、18日までに米軍MC130J特殊作戦機から重さ約3・6キロの部品が落下した。落下したのは着陸装置の主脚の一部で、縦約90センチ、横約7・5センチ。米軍嘉手納基地に着陸後の18日午前5時40分ごろ、機体の点検中に部品がなくなっていることが発覚した。離陸地点は不明。

 沖縄防衛局によると、米側は飛行経路と落下部品が着陸装置であることを根拠に「嘉手納基地内か海上に落下した可能性が高い」と説明している。21日までに被害情報はない。

 防衛局は18日午後10時前、県基地対策課にメールで「在京米大使館情報」として部品落下を通報した。防衛局は「事実関係は米側に確認している」と説明した。県は「不確定情報」だと伝えられたため、情報の更新を待ち21日夕、県庁記者クラブに情報提供した。

 防衛局は21日、本紙の取材に「米側に機体の点検・整備と安全管理の徹底、実効性のある再発防止策、事故発生時における速やかな通報を申し入れた」と述べた。【琉球新報電子版】