コロナ感染拡大時に無料の民間検査 沖縄県「第6波」対策で方針


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県は新型コロナウイルスの「第6波」対策の一環として、感染拡大時に不安を覚える無症状者が県内に7カ所ある民間の検査機関で、無料で検査できるようにする方針だ。3日の県議会で、大城玲子保健医療部長が玉城武光氏(共産)の代表質問に答えた。

 財源は政府が閣議決定した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(約6・8兆円)のうち、新設された「検査促進枠」(全国で3200億円)を活用する。

 現在、県は七つの検査機関に対し補助金を交付し、希望者が安価に検査を受けられる仕組みを設けている。感染拡大時には、さらに無料で検査を受けられるようにすることを想定。検査促進枠は、一般向けの検査無料化では感染拡大期にしか使えないなどの制限が設けられる予定だという。