1票の格差訴訟、2月24日に判決 高裁那覇支部


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福岡高裁那覇支部

 「1票の格差」が最大2倍を超えた昨年10月の衆院選は、投票価値の平等に反して違憲だとして、沖縄県内各選挙区の有権者4人が県選挙管理委員会に選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、福岡高裁那覇支部(谷口豊裁判長)で開かれた。即日結審し、判決は2月24日に言い渡される。

 原告側代理人の升永英俊弁護士は1票の格差がある状態の選挙で当選した国会議員は、国民の代表ではないとし「国民主権とする憲法に反する」と主張した。県選管側は「区割り規定は国会の裁量権の行使として合理的なものだ」などと反論。請求棄却を求めた。