第77回国民体育大会冬季大会のアイスホッケー成年男子が26日、栃木県の今市青少年スポーツセンター屋内スケートリンクなどで行われ、1回戦に臨んだ沖縄は神奈川に1―6で敗れた。第2ピリオドまで2点差で耐えていたが、最終第3ピリオドで引き離された。
試合開始21秒で先制を許した沖縄だが、食らい付く。約2分後、トーマス・アンダーソンが持ち上がり、パックを浮かせて前線へ。相手守備にはじかれたところを渡久山勝炉希が拾い、再びアンダーソンに託してシュートを決め、すぐに同点に追い付いた。
技術やスピードで上回る神奈川に対し、2点を追う第2ピリオドは無失点で耐えた。相手の2人が同時に退場した時間帯に追い上げられず、新里大主将は「あそこで点を取れていたら雰囲気も違った」と悔やむが、関東の強豪大学でプレーする選手も多いという神奈川相手に善戦した。
10年以上、国体成年に出場する新里は「以前なら10点差以上離されてもおかしくない相手にこういう試合ができたことに手応えを感じる。しっかり上を目指せるチームになっていきたい」と成長を誓った。
(長嶺真輝)
▽成年1回戦(成年)
神奈川
6―1(3―1,0―0,3―0)
沖縄
▽得点者【神】北川2、林風、林幹、十文字、佐野【沖】アンダーソン