【中国時報】鉄道ファンの神、念願の運転士に


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 台湾鉄路管理局(台鉄)で運転士を務める黄柏文さん(27)は、元敏腕プログラマーという異色の経歴の持ち主。子どものころからの鉄道ファンで、業界では「神」とも称される博識ぶりだ。2年前同社の採用試験に挑戦し、晴れて夢の運転士となった。

 台湾大学で土木工学交通コースの修士号を取得した黄さんは、卒業後IT企業に就職。列車運行のための人員配置プログラムを開発し、業務の大幅な合理化に貢献した。
 個人的に運営している鉄道専門資料検索サイトは、今でも台鉄内で重宝されている。台鉄側も「鉄道ファンは仕事熱心で離職率が低く、協調性も高くて知識も豊富だ」と鉄道ファンの入社を歓迎しており、既に国内の大学8校と提携して積極的な鉄道ファンの取り込みと養成に着手している。